米づくりの想い

当社の想い
米を作り始めて約25年がたちました。
最初は父や農協、近所の農家の指導をもとに「普通」の米作りをしていました。ある日、農薬をまいていると体中に発疹が出てきて、3日間高熱で苦しみました。農薬の恐ろしさを初めて体験しました。それ以来農薬や化学肥料に頼らない米作りをしています。最初の頃は、虫や病気に悩まされ木酢や米酢などに頼りながら何とか栽培していました。ある時から、なぜ病気になるのか?なぜ害虫が来るのか?と言う素朴な疑問に向き合うようになりました。(人間でいうところの、抗生物質をやめて漢方薬にしたところで「根本」から健康になれる訳ではないのと同じ事だと思います。)そんな疑問からたどり着いたのが、今の夢工房の「米作り」です。また、お米の味に関しても様々な研究をしています。
お米の味を悪くするという窒素とカリ肥料を控え、その代わりに味を良くするという天然の苦土(マグネシウム)やリン酸質肥料を与えています。
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お米は、もっと美味しいもの!
我々農家が、欲や自己都合で稲に対し「余計なもの」を与えたり、「必要なもの」を与えなかったりしてお米を不味くしてしまっているのではないのかと考えています。本来のお米の味を引き出せるよう時間をかけて「お米づくり」を続けていきたいと考えています。 omoi02
こだわり1.窒素肥料をやり過ぎない。
※窒素肥料をやりすぎると葉色が濃くなり虫が寄ってきます。 omoi03
こだわり2.葉を硬くする肥料を与えます。
天然のケイ酸質(ガラス質)を与えます。
※ケイ酸肥料には、根を元気にしたりリン酸肥料の吸収をよくする効果もあります。
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こだわり3.天然の肥料にこだわります。
天然の苦土質肥料(硫酸マグネシウム肥料)を与えることでケイ酸の吸収が良くなります。また、含有しているイオウはメチオニンの原料なので、病原菌に対する抵抗性を増す効果もあります。 omoi06
こだわり4.天敵生物の利用。
クモ、カエル、ヤゴなどの住みやすい環境を作ってあげます。
※オタマジャクシ→カエル、やご→トンボになる頃まで落水を遅らせています。
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こだわり5.土づくり。
冬に堆肥を入れて菜の花を播きます。田植え前に菜の花を粉砕して緑肥として利用します。緑肥は、緩やかに効いてお米の味を美味しくしてくれます。
※菜の花が分解するとき酸素をいっぱい消費するので土の還元化がおこり雑草の発芽を抑える効果もあります。
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